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給食の放射線測定要望 尾道市教委に市民団体

 広島県尾道市の市民団体「我が子の安全を願う会」は25日、市教委の半田光行教育長と市議会の檀上正光議長に宛て、学校給食の放射線測定などを求める3080人分の署名を提出した。

 村上智規代表(36)たち6人が市教委の担当者と面会。食材内の放射性物質の有無や量を測る国のモニタリング調査が2012年度内に終わることから市教委独自の調査を求めた。

 村上代表は「今回、数値が出なくても時期が違うと分からない。継続してほしい」と要望。市教委は「安全性は確保されていると認識している。現時点で独自の調査は考えていない」と応じた。

 9月の市議会定例会では、給食の主な食品などの放射線測定と結果の保護者への提示、食材の産地公開などを求める請願が提出され、採択された。これを受け、市教委は11月から食材の産地公開をしており、13年度も続ける方針という。(渡辺裕明)

(2012年12月26日朝刊掲載)

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