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被爆体験記の第52集を発行 新日本婦人の会

 新日本婦人の会県本部(広島市東区)は、被爆体験手記集「木の葉のように焼かれて」第52集を発行した。被爆者16人の手記や聞き書きを収録している。

 母親を東白島町(現中区)の自宅で亡くした男性は、重傷者のうめき声が響く病院の様子や、残されたきょうだい4人が離散した戦後を振り返る。「子どもを残して死んだ親も不幸だ」ともつづる。核兵器廃絶を目指し活動する若い世代の寄稿なども収めた。

 手記集は1964年の第1集以来、ほぼ毎年発行。県本部は「『木の葉』一枚一枚に名前があったことを心に留め、編集を続けていく」としている。

 B5判、76ページで500円(送料別)。電話かファクスで購入希望を受け付ける。県本部☎082(263)0402。ファクス082(263)0447。

(2018年7月24日朝刊掲載)

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