×

ニュース

被爆者の証言 絵で再現 基町高生が中区で展示会

 被爆者の証言を基に描いた基町高(広島市中区)創造表現コースの生徒の絵が、中区の広島国際会議場で展示されている。「高校生が描いたヒロシマ 原爆の絵画展」で、14日まで。入場無料。

 制作を始めた2007年度以降に完成した126点のうち、新作10点を含む36点を並べる。炎の中で助けを求める少女や、全身にやけどを負った遺体など、聞き取った被爆当時の生々しい体験談を絵にしている。

 訪れた南区の自営業岡村京子さん(77)は、自身も4歳で被爆した。「高校生も描いていて怖かったと思う。忘れてはいけない出来事を受け継いでくれてありがたい」と話していた。(明知隼二)

(2018年8月11日朝刊掲載)

年別アーカイブ