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J1広島―長崎ピースマッチ 社長2人 慰霊碑献花

 サッカーJ1のV・ファーレン長崎の高田明社長(69)と、サンフレッチェ広島の山本拓也社長(47)が10日、広島市中区の平和記念公園で慰霊碑に献花した。11日にある広島―長崎のピースマッチを前に、平和への思いを新たにした。

 高田社長は長崎のチームカラーのオレンジ、山本社長は紫の花輪を手向け、犠牲者を悼んだ。今年4度目の訪問という高田社長は「原爆に遭われた方を思い浮かべ、感じるものがあった。ピースマッチの意義を日本に広げたい」と語った。山本社長は「来年以降、8月の試合は日本や海外のクラブとやる時にも、ピースマッチとして開催できれば」と述べた。

 献花に先立ち、2人は広島市役所で松井一実市長と面会した。高田社長は「平和祈念ユニホーム」を松井市長に見せ、「長崎と広島は一緒に平和を世界に発信できる」と力を込めた。(江川裕介、矢野匡洋)

(2018年8月11日朝刊掲載)

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