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平和の鐘に不戦の誓い 終戦の日 中区で高校生ら集い

 終戦から73年を迎えた15日、平和記念公園(広島市中区)の「平和の鐘」を鳴らし、不戦や核兵器廃絶を誓う集いがあった。広島ユネスコ協会の主催。会員や高校生たち約200人が参加した。

 同協会の亀井章会長(80)はあいさつで、日本政府が核兵器禁止条約に参加しないことに触れ、「平和を願う日本国内と世界の声に応え、日本政府が条約を批准するよう心から希望する」と訴えた。

 続いて高校生たちがスピーチ。広島大付属高2年の中島春香さん(16)=府中町=は「私たちにできることは『関係ない』と思わないこと。周囲に目を向ける心のスイッチを入れておけば共感が生まれ、行動も生まれる」と力を込めた。

 スピーチは英訳され外国人観光客も聞き入った。参加者は全員で黙とう後、次々に鐘を響かせた。(新本恭子)

(2018年8月16日朝刊掲載)

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