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平和の尊さ語り継ぐ 仁方で戦没者追悼慰霊式

 呉市仁方地区の戦没者を追悼する慰霊式が15日、地元の仁方まちづくりセンターであった。遺族や地元住民たち80人が参列。犠牲者を悼み、平和を願った。

 正午のサイレンに合わせて全員で黙とうした。仁方遺族会の増原尋美会長(81)が「戦争の悲惨さと平和の尊さを風化させず後世に伝えなければならない」と式辞を述べた。

 仁方中3年谷本雄さん(14)が平和の誓いを読み上げた。戦争や内戦が現在でも世界各地で起きていることを挙げ「戦争は多くの命を奪い、未来への希望を断ち切る。平和な世界を強く願い、努力する」と誓った。参列者は祭壇に花を手向け、手を合わせた。(仁科裕成)

(2018年8月16日朝刊掲載)

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