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「平和守りたい」戦没者に誓う 松江で終戦記念祭

 終戦の日の15日、松江市殿町の松江護国神社で終戦記念祭があった。参列した遺族たち約60人が戦没者を悼み、平和を祈った。

 宮司が祝詞を上げた後、参列者は神前に次々と玉串をささげた。正午には、東京都の日本武道館であった全国戦没者追悼式のラジオ中継に合わせ、全員で1分間、黙とうした。

 旧陸軍衛生兵だった父親をフィリピンのルソン島で亡くした同市遺族連合会の古藤政宣会長(82)=同市大海崎町=は、「戦争は絶対にいけない。当時の悲惨さや命の尊さを伝え、平和を守りたい」と話した。

 神社には、県出身の戦没者ら約2万3千人がまつられている。記念祭はサンフランシスコ講和条約が発効した1952年に始まり、67回目。(三宅瞳)

(2018年8月16日朝刊掲載)

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