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平和の尊さ 次世代に 府中で祈念式典

 府中市平和祈念式典が18日、府川町の市文化センターであった。市民や遺族たち約200人が出席し、平和への誓いを新たにした。

 小野申人市長は「戦争を知らずに育った世代は多い。平和の尊さを次世代に語り継ぎ、恒久平和を確立する使命と責任を再認識する必要がある」とあいさつした。参列者は献花台に菊を手向けた。国府小児童の平和学習の発表などもあった。

 司会を務めた府中高1年の瀬尾史華(ふみか)さん(16)は「市内にも戦争に行った人や遺族がたくさんいる。平和を次の世代につなげる活動もある。平和であることを意識して生活したい」と話した。式典は、市遺族会が開いてきた慰霊祭を市が引き継ぎ、今年で3回目。(山崎雄一)

(2018年8月19日朝刊掲載)

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