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イージス説明会 山口県内全域で 市民団体、県に申し入れ

 児童文学作家の那須正幹さん(防府市)たちでつくる市民団体が24日、山口県に対し、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画の説明会を、県内全域で開くことを国に求めるよう申し入れた。

 申し入れ書は村岡嗣政知事宛て。候補地の陸上自衛隊むつみ演習場への配備が不適当となった場合、防衛省が県内や周辺の国有地を代替地として検討することを踏まえ、全県民向けの説明会が必要だとしている。

 この日は事務局の麻田茂樹さん(67)=山口市=たち14人が県庁を訪れ、申し入れに対する見解を文書で回答するよう要請した。対応した県防災危機管理課の森重孝之課長は「知事にしっかり伝える」と述べた。同団体は、防衛省が26日に開く萩市での説明会を訪れ、小野寺五典防衛相宛ての申し入れ書を職員に手渡したい考えだ。

(2018年8月25日朝刊掲載)

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