平和への思い三様 三良坂で絵画展
18年9月14日
三次市三良坂町の三良坂平和美術館で、同市ゆかりの画家3人の作品を並べた「平和展―平和を描く柿手春三と現代作家―」が開かれている。30日まで。
絵を通して反戦・反核を訴えた同町出身の柿手さん(1909~93年)に加え、十日市中と三次高の同級生同士で国内外で活動する荒瀬隆造さん(59)=京都府=と道原聡さん(59)=イタリア=の油絵など計85点を展示。作風が異なる3人の作品を、共通する題材や色彩、構図ごとに並べている。
柿手さんの「平和宣言」では、大砲や家、さまざまな人々を抽象的に表現。荒瀬さんは食器や果物、のどかな自然など、目の前にある平和な日常をみずみずしく写実的に捉え、道原さんは、原爆ドームを平和のシンボルとして描いている。
元泉園子館長(60)は「時代と作風の違いや、それらを超えた三者三様の平和への思いを感じてもらえたら」と話している。大人400円、65歳以上300円、高校生200円、中学生以下は無料。同館☎0824(44)3214。(高橋穂)
(2018年9月14日朝刊掲載)
絵を通して反戦・反核を訴えた同町出身の柿手さん(1909~93年)に加え、十日市中と三次高の同級生同士で国内外で活動する荒瀬隆造さん(59)=京都府=と道原聡さん(59)=イタリア=の油絵など計85点を展示。作風が異なる3人の作品を、共通する題材や色彩、構図ごとに並べている。
柿手さんの「平和宣言」では、大砲や家、さまざまな人々を抽象的に表現。荒瀬さんは食器や果物、のどかな自然など、目の前にある平和な日常をみずみずしく写実的に捉え、道原さんは、原爆ドームを平和のシンボルとして描いている。
元泉園子館長(60)は「時代と作風の違いや、それらを超えた三者三様の平和への思いを感じてもらえたら」と話している。大人400円、65歳以上300円、高校生200円、中学生以下は無料。同館☎0824(44)3214。(高橋穂)
(2018年9月14日朝刊掲載)