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世界平和実現 祈り込め大書 誠之館高の書道部員

 国連の「国際平和デー」に合わせ誠之館高(福山市木之庄町)の書道部員が21日、同市丸之内の備後護国神社で大書した。世界平和の実現への祈りを筆に込めた。

 書道部の2年生7人が参加。縦1メートル、横3・6メートルの紙に聖徳太子の十七条憲法の一文「以和為貴(和をもって貴しとなす)」と大書した。他にも1メートル四方の紙に「誠」などとしたため奉納した。

 同高の起源となる藩校を創設した幕末の藩主阿部正弘が、同神社にまつられていることから、神社から大書の打診があった。部長の脇本有紀子さん(17)は「世界から争いがなくなるようにとの願いを込めた」と話した。

 この日、全国に47ある護国神社と広島市中区の平和記念公園の計48カ所で書の奉納があった。平和記念公園では安佐北区の書家鳥生春葉さんが揮毫(きごう)した。(川村正治)

(2018年9月25日朝刊掲載)

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