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米臨界前核実験 被爆者らが抗議 広島県原水協・県被団協

 米国が昨年12月に臨界前核実験をしていたことが明らかになったのを受け、広島県原水協と県被団協(佐久間邦彦理事長)は13日、広島市中区の元安橋で抗議行動をした。

 被爆者たち約30人が、核兵器廃絶を訴える「ヒバクシャ国際署名」を集めながら「米国がしたことは決して許されない」と声を張り上げた。抗議の横断幕も掲げた。兄を原爆で亡くした広島県北広島町の高田時子さん(80)は「実験に憤りを感じる。自分のような思いをする人は二度と出ないでほしい」と立ち止まり、名前を記していた。

 2団体はこの日、東京の米国大使館に抗議と核実験の中止を求める文書をファクスした。

(2018年10月14日朝刊掲載)

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