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被爆遺構テーマ 広島市中区で28日集会

 平和記念公園(広島市中区)の地下に残る被爆遺構をテーマにした市民集会が28日午前11時~午後0時半、園内の国立広島原爆死没者追悼平和祈念館である。市が2020年度の遺構公開を目指して年内に試掘を始める旧天神町の被爆前の暮らしについて考える。

 同町の元住民の森川高明さん(79)=西区=たちが民家や旅館、医院などが立ち並んでいた在りし日を紹介。遺構展示に関する市の懇談会の委員を務める市民が、試掘場所の選定に園内の回遊性などが重視された議論の経過を報告する。試掘場所となった原爆資料館東館北側も見学する。

 資料代500円。市民団体「広島平和記念公園被爆遺構の保存を促進する会」が、遺構を通じて被爆の実態を伝える試みへの関心を高めようと企画した。会の世話人代表の多賀俊介さん☎090(6432)5054。

(2018年10月23日朝刊掲載)

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