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連載・特集

惨禍と復興 刻む 広島の原爆資料館 新収集写真

 広島市中区の原爆資料館は今月、昨年秋に米国とニュージーランドで収集した写真から32点を公開した。

 米海兵隊歴史部所蔵の写真は、1945年秋ごろに被爆の爪痕が色濃い市中心部を記録している。ニュージーランドは広島県内に進駐した英連邦占領軍に加わっており、同国のアレクサンダー・ターンブル図書館では、復興に伴う交通量の増加を受けて占領軍が交通安全を呼び掛けるカットなどが見つかった。

 昨年秋に収集した写真は計約2300点。資料館は今後ほかの写真の精査も進め、同館ホームページのデータベースなどで順次公開する。(水川恭輔)

(2018年10月23日中国新聞セレクト掲載)

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