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　公益財団法人ヒロシマ平和創造基金（理事長・岡谷義則中国新聞社社長）は２５日、国内外で音楽や芸術を学んでいる広島県在住、または県出身の若者を支援する「ヒロシマ・スカラシップ２０１８」の奨学生計７人を決定した。

　音楽分野が対象の中村音楽奨学金には、２１人の応募があった。ドイツのシュツットガルト音楽演劇大オペラ伴奏科に研究生として留学中の山根なな実さん（２２）＝広島市南区出身＝たち５人を選んだ。

　音楽以外の芸術を対象とする海外留学奨学金の応募者は６人。来春からドイツのアラヌス大大学院で絵画などを学ぶ大島愛さん（３２）＝安佐南区＝たち２人を選んだ。

　両奨学金は毎年選考し、２年を限度に年間３６万円を支給する。（桑島美帆）

　その他の奨学生は次の皆さん。（敬称略）

【中村音楽奨学金】イタリアのクラウディオ・モンテベルディ高等音楽研究所クレモナ　伊藤黎（２７）＝声楽、佐伯区▽シュツットガルト音楽演劇大　中島詩織（２５）＝ピアノ、広島県府中町▽オーストリアのアントンブルックナー私立音楽大大学院　山田正裕（２３）＝声楽、広島市南区▽桐朋学園大　山本絵里奈（１９）＝バイオリン、尾道市
　【海外留学奨学金】モスクワ国立アカデミー舞踊学校　中川愛生（１５）＝バレエ、福山市

（２０１８年１０月２６日朝刊掲載）