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ドーム世界遺産化回顧 南区で講演 被爆者で元資料館長原田さん

 被爆者で元原爆資料館館長の原田浩さん(79)の講演会が、広島市南区の広島大付属中高であった。同校での全付連高等学校部会教育研究大会に参加した国立大付属高の教師たち約100人が聞き入った。

 6歳の時、広島駅で被爆した体験を写真を交えて説明した。原爆ドームの世界遺産化を求める165万人の署名を集めて国会へ提出したことなども紹介。「これからも被爆者としての思いを伝え続けたい」と述べた。

 参加した女性教員(58)は「被爆者の高齢化が進む中、実際に体験していない世代が少しでも自分の事として、被爆者の思いや悲惨な被害を伝える方法を考えたい」と思いを巡らせていた。(辻本夕貴)

(2018年10月30日朝刊掲載)

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