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米軍機騒音対策取り組みを要請 広島市に市民団体

 米軍岩国基地(岩国市)への空母艦載機移転を受けて広島市内での騒音被害の訴えが寄せられているとして、市民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会」は7日、騒音問題への主体的な取り組みを求める要請書を市に提出した。

 菊間みどり共同代表たち7人が同市中区の広島国際会議場を訪れ、市平和推進課の松嶋博孝課長に手渡した。要請書では「市民の暮らしが脅かされている」とし、市民の生活区域の上空を飛ばないよう米国に求める▽基地問題への取り組みを市が主体的に進める―など5項目を盛り込んだ。

 艦載機移転に伴って6月にも同様の要請をしたが、市の対応に進展がないとして再び求めた。菊間共同代表は「目撃情報を寄せる窓口が市民に浸透していない」とし、市の広報紙での周知や、区役所への窓口の設置なども要望した。松嶋課長は「市民がより連絡しやすい仕組みを整理したい」と答えた。

(2018年11月8日朝刊掲載)

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