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原爆慰霊碑に献花 前田投手らMLB選抜 日米野球出場

 マツダスタジアムで13日に開催される日米野球第4戦に出場する米大リーグ(MLB)オールスターチームの前田健太投手たち4人が12日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。原爆慰霊碑に花を手向け、原爆資料館を見学した。

 ドン・マッティングリー監督、ミッチ・ハニガー外野手のほか、MLBバイスプレジデント・アジアパシフィックのジム・スモール氏が訪問。松井一実市長の先導で慰霊碑前に花輪を置き、原爆犠牲者を悼んだ。

 前田投手は献花後、報道陣の取材に「広島で試合があることが、日米野球出場を決断した理由の一つ。この場所が広島にとって大切だということを、米国と日本に野球を通して発信したい」と話した。

 資料館では、広島市街の壊滅の様子を伝えるCGなどを見学した。マッティングリー監督は見学後、一行を代表し、芳名録に「亡くなった人たちを忘れない。野球を通じた友情を慈しみ、共に平和を願う」と記した。(明知隼二)

(2018年11月13日朝刊掲載)

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