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国連事務次長が原爆資料館見学

 国連のアリソン・スメイル事務次長(グローバル・コミュニケーションズ担当)が15日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。原爆資料館を見学し、被爆証言を聞いた。

 同館の浜岡克宣副館長の案内で約1時間、被爆前後の広島市街の様子を伝える写真パネルや、焼けた三輪車などを見て回った。芳名録には「言葉が見つからない。(展示は)ひどい兵器や暴力に立ち向かうための連帯をつくり出してくれる」と記した。

 見学後、中国新聞の取材に「想像もできないような出来事を、多くの子どもが学んでいる姿を見られたことが救いだ」と述べた。

 原爆慰霊碑に花を手向け、広島国際会議場で被爆証言も聞いた。同公園への訪問に先立ち、広島市役所で松井一実市長と面会。戦争の記憶の継承などについて意見を交わした。(明知隼二)

(2018年11月16日朝刊掲載)

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