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平和賞演説後初めて里帰り サーローさん、広島で講演など

 カナダ・トロント市在住の被爆者、サーロー節子さん(86)=写真=が広島入りした。昨年12月に非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))を代表してノーベル平和賞授賞式で演説して以来、初の里帰り。古里で核兵器廃絶への思いを発信する。

 23日にサーローさんの講演会(締め切り済み)を開く母校の広島女学院大に招かれ、帰国した。広島滞在中には松井一実広島市長、湯崎英彦広島県知事を訪問するほか、学校訪問などを予定している。

 28日には広島市中区の原爆資料館で「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」(HANWA)主催の反核シンポジウムにも参加、「核絶対否定のために今なすべきこと」をテーマに語る。親交が深いHANWAの森滝春子共同代表らを交えたパネル討論もある。午後6時半からで、事前申し込み不要。資料代700円。森滝さん☎090(9064)4705。(金崎由美)

(2018年11月20日朝刊掲載)

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