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核禁止条約批准求め署名集める 広島でヒバクシャ連絡会

 広島の被爆者7団体などでつくる「ヒバクシャ国際署名広島県推進連絡会」は20日、広島市中区の元安橋で署名を集めた。米国の中距離核戦力(INF)廃棄条約からの離脱方針表明など核軍縮の流れに逆行する動きが目立つ中、各国に核兵器禁止条約の批准を迫る国際署名への協力を呼び掛けた。

 連絡会に加わる二つの県被団協など県内15団体の被爆者たち31人が参加。「(50カ国の批准による)禁止条約の発効へ協力を」などと声を上げ、市民や観光客が協力した。ブラジルから観光で訪れたルイス・フィリオさん(59)は「広島の被害を繰り返してはならない」と名前を書いていた。

 同会は3月に結成。会としての合同街頭活動は5月の初回後、西日本豪雨などの影響で中断していた。国連提出のために集計した9月20日時点で約43万筆が集まり、2020年までに県民の約半数の140万筆を目指す。この日は約300筆が集まった。

(2018年11月21日朝刊掲載)

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