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核廃絶 決意新た 原爆ドームの世界遺産22年

 原爆ドーム(広島市中区)の世界遺産登録22周年を記念する集会が7日、ドーム前であった。

 連合広島や被爆者団体など12団体でつくる核兵器廃絶広島平和連絡会議が開き、約90人が参加。あいさつした県被団協(坪井直理事長)の箕牧智之副理事長は「日本政府は核兵器禁止条約に反対し、世界から核兵器は依然としてなくならない」と懸念を表明した。

 中距離核戦力(INF)廃棄条約からの離脱方針を表明した米トランプ政権への批判を盛り込んだアピールも採択。全員でドームに献花した。

 原爆ドームの世界遺産登録は1996年12月6日、厳島神社(廿日市市)と同時に決定。同7日付で世界遺産の一覧表に記載された。(石川昌義)

(2018年12月8日朝刊掲載)

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