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航空機の騒音 三が日で2回 岩国基地周辺大幅減

 岩国市は4日、正月三が日に米軍岩国基地の周辺で測定した航空機の騒音について、ことしは計2回と前年に比べ大幅に減ったことを明らかにした。基地は昨年末、三が日の軍用機運用を「極めて最小限に絞り込む」と異例の事前発表をしていた。

 市基地政策課によると、基地周辺では南側の尾津町で1、2の両日に1回ずつ測定し最大73・2デシベル。うち1回は基地滑走路を共用する岩国錦帯橋空港を民間機が離陸した時間帯に近く、残る1回も機影などから自衛隊機とみられ、米軍機の騒音でない可能性があるとする。北側の川口町では3日間とも測定されなかった。

 昨年は1月2、3の両日に米軍厚木基地(神奈川県)から移転してきた空母艦載機のFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機などが離着陸を繰り返し、南側の尾津町で16回、北側の川口町で18回を測定。最大値は92・9デシベルだった。

(2019年1月5日朝刊掲載)

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