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核廃絶 国際署名呼び掛け 広島で「ヒバクシャ連絡会」

 広島の被爆者7団体などでつくる「ヒバクシャ国際署名広島県推進連絡会」は18日、広島市中区の元安橋で核兵器廃絶を求める署名活動をした。被爆者たち29人が参加し、核兵器禁止条約の早期発効などを訴えた。

 県被団協(坪井直理事長)の箕牧(みまき)智之理事長代行(76)や、もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(74)たちが「核兵器廃絶こそが被爆者の願い」などと訴え、国内外からの観光客に協力を求めた。

 米ハワイから訪れたトビー・ノバさん(43)は「原爆投下は暗い歴史だが、二度と起こさないための努力はできる」と署名に応じた。

 連絡会は昨年3月に結成し、現在は81団体・個人が参加。国際署名は2020年までに140万筆を目指している。原則2カ月に1回、街頭署名を実施する方針で、3回目のこの日は30分間で約130筆を集めた。(明知隼二)

(2019年1月19日朝刊掲載)

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