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「正義の人」 新たに4人 コーナー一新 上映会も 福山のホロコースト記念館

 福山市御幸町のホロコースト記念館は、第2次世界大戦時にナチス・ドイツから迫害を受けていたユダヤ人を身の危険を冒してまで救った「諸国民の正義の人」の功績を伝えるコーナーをリニューアルした。「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクの隠れ家生活を支援した人物たち4人を新たに紹介。リニューアルを記念して映画「戦場のピアニスト」の上映会も開く。

 同館は、強制収容所にいたユダヤ人約1200人を助けたオスカー・シンドラーたち7人を紹介するパネルを展示していた。今月から、アンネの家族たちを支え、アンネの日記を保管していたミープ・ヒース、「戦場のピアニスト」の原作者のユダヤ人ピアニストを助けたドイツの軍人ヴィルム・ホーゼンフェルトたち4人を追加。顔写真や略歴を紹介している。

 映画上映会は26日、2月2日に開き、いずれも午後1時半~4時5分。国連が定めた国際ホロコースト記念日(1月27日)に合わせて企画した。無料。予約可能。同館の吉田明生副館長は「人間として勇気ある行動をとった人がいることを若い人に知ってほしい」と話している。同館☎084(955)8001。(高本友子)

(2019年1月22日朝刊掲載)

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