「心の傷」胎内被爆者が証言 呉で関西学院大生聞き取り
19年2月18日
原爆胎内被爆者全国連絡会の二川一彦代表世話人(72)=広島市東区=と、同会会員の渡辺静枝さん(73)=呉市本町=が15日、呉市の三津田高で、関西学院大(兵庫県西宮市)の学生たち13人に被爆体験などを証言した。
学生たちが平和学習のために広島県内を訪れて、聞き取りなどに取り組む活動の一環。
二川さんは被爆から2カ月後の広島市中心部の写真や自身の被爆者健康手帳などを示しながら、家族の被爆体験や証言活動にかける思いを話し「わが家で原爆の話はタブーだった。戦後70年以上がたった今でも偏見や心の傷などがある」と説明した。
部活動で学内の新聞作りに取り組む同大1年壷山千種さん(19)は「聞いた話や感想を記事にまとめ、私たちの世代が考えるきっかけにしたい」と話していた。学生はこの日、合同授業などに取り組んでいる三津田高の生徒とも平和をテーマにディスカッションもした。(浜村満大)
(2019年2月16日朝刊掲載)
学生たちが平和学習のために広島県内を訪れて、聞き取りなどに取り組む活動の一環。
二川さんは被爆から2カ月後の広島市中心部の写真や自身の被爆者健康手帳などを示しながら、家族の被爆体験や証言活動にかける思いを話し「わが家で原爆の話はタブーだった。戦後70年以上がたった今でも偏見や心の傷などがある」と説明した。
部活動で学内の新聞作りに取り組む同大1年壷山千種さん(19)は「聞いた話や感想を記事にまとめ、私たちの世代が考えるきっかけにしたい」と話していた。学生はこの日、合同授業などに取り組んでいる三津田高の生徒とも平和をテーマにディスカッションもした。(浜村満大)
(2019年2月16日朝刊掲載)