×

ニュース

艦載機移転 「騒音検証後に対策を求める」 知事重ねて表明

 米軍岩国基地(岩国市)の空母艦載機移転から間もなく1年となるのを前に、村岡嗣政知事は25日、移転後の騒音状況を検証した上で、国と米側に対策を求める考えをあらためて示した。

 同基地では昨年3月末、厚木基地(神奈川県)から原子力空母の艦載機約60機の移転が完了。県は、直後の昨年4月からことし3月末までの騒音を「前年比」と滑走路沖合移設前の「2009年比」で検証する。結果を岩国市など基地周辺市町とつくる連絡協議会で協議し、防衛省や米軍に対策を求める。

 村岡知事はこの日の県議会代表質問の答弁で「昨年4、5月は騒音が大幅に増大し、艦載機が岩国を離れた6~10月はおおむね減少。帰還した11月以降は再び増大傾向にある」と説明した。

(2019年2月26日朝刊掲載)

年別アーカイブ