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中国残留孤児 人生を紙芝居 10日福山で公演

 中国残留孤児の人生を描いた紙芝居「やっちゃんと3人のお母さん」が10日午後1時から、福山市加茂町の市加茂福祉会館である。作者の劇作家荒木昭夫さん(京都市)が語りを務める。

 1945年8月、満州(現中国東北部)への空襲で5歳の主人公「やっちゃん」は逃げる際に爆発で土に埋もれ、家族とはぐれてしまう。救い出されて中国人の家庭で育ち、86年に日本へ帰国。やっちゃんの姿を通じ、戦争が人々に残した爪痕の大きさや家族の大切さについて考えてもらう。

 福山市の人形劇サークル「まやくーふ」が主催。約50分の公演後、荒木さんとの座談会もある。1500円。中学生以上が対象で定員80人。まやくーふ☎090(4894)6817。

(2019年3月5日朝刊掲載)

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