被爆地蔵 人と同じ「痛み」 広島の藤登さん 水彩画集出版
19年3月18日
広島市安芸区のアマチュア画家藤登弘郎さん(83)が、市内38の寺に残る被爆地蔵を水彩絵の具で描いた画集「ヒロシマ被爆地蔵」を自費出版した。
B5判、100ページで500部を刷った。爆風で首がなくなったり、顔が分からなくなるほど傷んだりした地蔵の絵約70点を収める。
「人間と同じような姿に涙が出た」と振り返る藤登さん。市立学校の平和教育に役立ててもらおうと、市教委に226冊を寄贈した。市教委指導第1課は「フィールドワークなどの教材として活用したい」としている。
藤登さんは兄が被爆者でこれまでも被爆建物や被爆樹木などを画集にしている。(増田咲子)
(2019年3月18日朝刊掲載)
B5判、100ページで500部を刷った。爆風で首がなくなったり、顔が分からなくなるほど傷んだりした地蔵の絵約70点を収める。
「人間と同じような姿に涙が出た」と振り返る藤登さん。市立学校の平和教育に役立ててもらおうと、市教委に226冊を寄贈した。市教委指導第1課は「フィールドワークなどの教材として活用したい」としている。
藤登さんは兄が被爆者でこれまでも被爆建物や被爆樹木などを画集にしている。(増田咲子)
(2019年3月18日朝刊掲載)