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ノートルダム再建願い祈り 広島の平和記念聖堂

 フランス・パリの世界遺産ノートルダム寺院(大聖堂)で起きた大火災を受け、世界平和記念聖堂(広島市中区)で18日夜、信徒たちが寺院の再建を願って祈りをささげた。火災が発生した日本時間の午後6時50分に合わせて、鐘を鳴らした。

 信徒約100人が参加した。カトリック広島司教区の白浜満司教(56)が、炎に包まれたノートルダム寺院の写真を掲げた朗読台で「一日も早い復興を願い、今悲しみの中にある人たちに心を合わせて祈りましょう」と呼び掛けた。鐘の音が響く中、信徒は手を合わせて黙とう。聖母賛歌を合唱した。

 世界平和記念聖堂は、ノートルダム寺院と同じカトリック教会に属する。火災を受けて、同司教区は、通常のミサの前に祈りの時間を設けた。

(2019年4月19日朝刊掲載)

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