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落書き疑い 少年逮捕 広島中央署 平和大橋も関与か

 広島市中区中島町のマンションの壁にスプレーで落書きをしたとして広島中央署は16日、中区のアルバイト店員少年(19)を建造物損壊の疑いで逮捕した。同署によると、市内では4月下旬以降、世界的彫刻家の故イサム・ノグチ氏が設計した同区の平和大橋の欄干など30カ所以上で似たような落書きが見つかっており、少年は関与を認める趣旨の供述をしているという。

 逮捕容疑は、3日午前2時ごろ、マンションの外壁にアルファベットと矢印のような記号を組み合わせて「DHOLIC」などと落書きをした疑い。同署によると、通行人の目撃証言や付近の防犯カメラの映像から少年が浮上したという。

 似たような落書きは、中区と西区のコインパーキングの精算機や自動販売機、ビルの壁などでも見つかった。同署によると、少年は「DHOLICと書いた落書きは全て自分だ」と供述しており、同署は供述の裏付けを進める。平和大橋の欄干の落書きは市が15日に除去した。

(2019年5月17日朝刊掲載)

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