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被爆体験 受け継いで 広島市、「伝承者」募る

 広島市は、被爆者の証言を受け継いで語る「被爆体験伝承者」の養成研修の受講者を募集している。6月から約3年間の研修と実習を経て、2022年度から活動してもらう。「被爆体験証言者」として活動する被爆者も募っている。

 伝承者は、5年以上活動する自信があれば、年齢や住所を問わず応募できる。1年目は全9回の研修で被爆の実態や話し方を学ぶ。2年目以降は、証言者から直接話を聞いて講話の内容をまとめ、実習に入る。証言者は1年目は伝承者と同じ研修を受けた後、2年目から実習に臨む。

 4月1日時点で、伝承者は24~84歳の131人、証言者は76~93歳の37人が活動している。  研修は無料。各区役所や公民館、市ホームページにある応募用紙で14日(必着)までに申し込む。市平和推進課☎082(242)7831。

(2019年6月7日朝刊掲載)

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