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平和継ぐ 小6の誓い 西区でサミット 8・6式典代表決定

 広島市の児童が平和への思いを発表する「こどもピースサミット」が8日、西区民文化センターであった。作文の事前審査で選ばれた6年生20人が登壇。うち2人が大賞に決まり、8月6日の平和記念式典でこども代表として「平和への誓い」を読み上げる。

 大賞に選ばれたのは、落合小の金田秋佳さん(11)=安佐北区=と、矢野小の石橋忠大君(11)=安芸区。金田さんは、電車内で被爆した親戚の体験記を読んだことを紹介。「直接自分の言葉で相手に語り掛け、文章でより多くの人に思いを伝える平和の伝承者になりたい」と訴えた。

 石橋君は、昨年7月の西日本豪雨で地域が被災した後、全国から支援が集まり「誰かのために何ができるかを考え、行動する心」を学んだとスピーチした。身近な人への優しさが平和につながるとした。

 ほか18人も、被爆者の曽祖父母の話や原爆資料館で学んだ体験などから平和についての思いを語った。20人の児童は22日、「平和への誓い」の文案を考える。主催の市教委による作文募集には145校の1万916人が応募した。(畑山尚史)

(2019年6月9日朝刊掲載)

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