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平和の祈り 込めた演奏を ペンデレツキさんら慰霊碑に献花

 ポーランドの作曲家で指揮者のクシシュトフ・ペンデレツキさんたち一行が18日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に花輪をささげた。20日の広島交響楽団のコンサート「Music for Peace」に向け、平和の祈りを込めた演奏を誓った。

 ペンデレツキさんは「広島の犠牲者に捧(ささ)げる哀歌」で知られる現代作曲家で、今公演の指揮を務める。協演するバイオリニストの庄司紗矢香さん、欧州から招いた演奏家たちが同行した。

 25年ぶりに広響と協演するペンデレツキさんは「私の言葉である音楽で、広島から平和を発信することに意義を感じる」と語った。公演は午後6時45分から中区の広島文化学園HBGホールである。(西村文)

(2019年6月19日朝刊掲載)

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