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「学ぼうヒロシマ」贈呈 19年版本社、広島県教育長に

 中国新聞社が中学生、高校生向けに作っている平和学習新聞「学ぼうヒロシマ」の2019年版が完成し、佐藤泰造編集局長が19日、広島県教委で平川理恵教育長に贈呈した。発行7年目。レイアウトや内容を毎回更新している。

 ともにタブロイド判でカラー、24ページ。今年4月に展示を一新した原爆資料館本館の特集や、被爆体験継承の必要性を訴える漫画を盛り込んだ。核兵器廃絶を世界に訴える「高校生平和大使」たち10代の若者の活動も紹介している。

 海外にヒロシマを発信するのに役立ててもらおうと、被爆者8人の証言のうち2人分は、英訳した。  佐藤編集局長は「平和学習や朝のホームルームなどで幅広く活用してほしい」と要請。平川教育長は「分かりやすくまとまっている。広島の子どもたちのより深い学びにつながり、修学旅行生にも事前学習の参考になる」と話した。

 中学生用、高校生用合わせて約22万部を広島国際文化財団の協賛を得て発行。広島県全域の中学・高校と、山口県東部の11市町の中学に中国新聞販売所を通じて無料で配っている。(新山京子)

(2019年6月20日朝刊掲載)

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