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被爆証言ビデオ 出演者10人募る 原爆資料館

 原爆資料館(広島市中区)は「被爆者証言ビデオ」の本年度の出演者10人を募っている。被爆者の高齢化が進む中、映像を永久保存し、被爆の実態を次世代に伝えるのが狙い。

 広島で被爆し、県内に住む人が対象。自宅や被爆した場所で、被爆時の様子や家族の状況、その後の心身への影響を語ってもらう。8~12月に収録し、完成は2月末。1人当たり20~25分の映像にまとめ、約10分のダイジェスト版も併せて制作する。DVDによる国内外への貸し出し、インターネットでの公開などで活用する。

 ビデオ収録は1986年度に開始。2018年度末までに計1117本を収録した。

 8月15日(必着)までに郵送やファクスで申し込む。応募用紙は同館や市役所、各区役所のほか、同館ホームページでも入手できる。同館学芸課☎082(241)4004。

(2019年7月11日朝刊掲載)

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