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広島 来月3日から 原水禁世界大会

 日本原水協などでつくる原水爆禁止世界大会の実行委員会は12日、東京都内で記者会見を開き、8月に広島、長崎の両被爆地で開く大会の概要を発表した。

 「核兵器のない平和で公正な世界のために」を大会テーマに掲げ、3日、広島市中区での国際会議で始まる。海外からは核兵器禁止条約の採択を推進したオーストリアやキューバの政府代表をはじめ欧米やアジア、中東など21カ国・地域から85人程度を招く。5日まで、核兵器の禁止と廃絶に向けた課題を議論する。

 続く6日のヒロシマデー集会で、核兵器のない世界を目指す決議を採択する。

 7日から長崎市に舞台を移し、北東アジアの非核化や被爆体験の継承をテーマにした分科会などを開催。9日は閉会総会がある。

 日本原水協の高草木博代表理事は「被爆75年の2020年は大事な節目で、今年の世界大会は核兵器のない世界にするための転換点にしたい」と述べた。(河野揚)

(2019年7月13日朝刊掲載)

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