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エジプト大使「核廃絶訴え」 原爆資料館見学

 エジプトのヒシャーム・エルズィメーティ駐日大使が23日、初めて広島市を訪れ、原爆資料館(中区)を見学した。

 大使は前田耕一郎館長の案内で館内を巡り、被爆して破れた女学生の服を見たり、放射性降下物を含む「黒い雨」についての説明を聞いたりした。見学後、「人々がどれほど原爆で苦しんだか、今までは想像できなかった。核兵器のない世界へ向け根気強く訴え続けたい」と話していた。

 大使は一昨年9月に着任。東日本大震災の被災地の視察が一段落したため、自ら希望して広島を訪れた。

(2013年3月24日朝刊掲載)

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