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歌い語る平和の思い ピースマイルフェスタ 地元と福島の生徒出演 震災や国際協力など議論

 音楽や話し合いを通して平和について考える「中高生ピースマイルフェスタ」(中国新聞社主催、ヒロシマ平和創造基金後援)が30日午前10時~午後4時、広島市中区の中国新聞ビルで開かれる。

 午前中の音楽ステージには、鈴峯女子中・高吹奏楽部(西区)と安田女子中合唱部・高校音楽部(中区)に加え、原発事故の起きた福島県から葵高(会津若松市)合唱部が出演。東日本大震災被災地を支援する中国新聞社などの「届けよう 希望 元気 キャンペーン」の一環で招く。被爆ピアノの伴奏で平和と復興の願いを込めたハーモニーを奏でる。

 会場にはブースを14設ける。被爆証言を基に描いた油絵など中高生の平和活動を紹介、フェアトレード商品なども販売する。午後のワークショップは、被爆証言や福島の現状、いじめ、国際協力など七つのテーマで開催。インターネットのテレビ電話で海外からの発言も交えて話し合う。最後に、ワークショップの議論も踏まえ、宣言文「私たちのピースマイル」を発表する。

 フェスタは、ヒロシマ平和メディアセンターを拠点に取材・活動している中国新聞ジュニアライターが企画・運営。平和活動をしている中高生をつなげようと、準備を進めてきた。(二井理江)

(2013年3月29日朝刊掲載)

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