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川面に鎮魂の灯 とうろう流し

 原爆犠牲者の鎮魂と平和への願いを込めた「とうろう流し」が6日夜、広島市中区の原爆ドーム前の元安川などであった。約7千個のともしびが、ゆったりと流れる川面を照らした。

 「戦争、核兵器がない平和な世界に」「Peace」―。元安川では午後6時から、遺族や家族連れたちが、さまざまな言語で平和や核兵器廃絶への願いを書き入れた灯籠をそっと浮かべた。夜が深まる中、柔らかい明かりを放つ光の帯を、川岸から多くの人が見守った。

 「戦争が起こりませんように」と書き記した西区の天満小5年久保穂果(ほのか)さん(10)は「戦争のない平和な世界になってほしい」と願った。(小林可奈)

(2019年8月7日朝刊掲載)

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