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野球できる喜び ピースナイター

 核兵器廃絶や平和を願う「ピースナイター2019」が6日、広島市南区のマツダスタジアムであった。広島東洋カープの選手たちはユニホームの袖に原爆ドームが描かれたワッペンを着けてプレーした。

 2008年から毎年8月6日前後の広島の本拠地試合で開催。来場者に緑色の特設新聞が配られ、五回終了時に一斉に掲げられた。内野2階席で原爆ドームと同じ高さ(25メートル)に座るファンは赤いポスターで「ピースライン」を描いた。

 6日に開いたのは3年ぶり。始球式は、被爆ピアノの修復師矢川光則さん(広島市安佐南区)をモデルにした来夏公開予定の映画「おかあさんの被爆ピアノ」に出演するAKB48の武藤十夢さんが務めた。

 球団、生協ひろしま、中国新聞社、広島平和文化センター、広島電鉄、中国放送の主催。会沢翼選手会長は「野球ができる喜びを感じてやっていかないといけない」と話した。

(2019年8月7日朝刊掲載)

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