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広島では原爆慰霊碑に 関係者最終調整 被爆者らと集いも

 ローマ法王フランシスコの訪日について、11月24日夕に広島市に入り、平和記念公園(中区)の原爆慰霊碑を訪れる日程で関係者が最終調整をしていることが13日、分かった。被爆者2人から証言を聞き、核兵器廃絶のメッセージを世界に発信することなどを検討している。

 関係者によると、ローマ法王は11月24日に長崎市を訪れた後、同日夕に広島入り。平和記念公園で原爆慰霊碑を訪れ、教会関係者や被爆者たちが参加する集いに出席する。2人の被爆者から直接、被爆体験の証言を聞く方向で調整している。集いは45分ほどとみられ、終了後に東京へ向かう予定という。

 法王の広島訪問を巡っては、広島市の松井一実市長と広島県の湯崎英彦知事がそれぞれ、バチカンで法王に一般謁見(えっけん)し、要請していた。(明知隼二)

(2019年9月14日朝刊掲載)

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