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平和公園案内 英語も任せて 「ユース」が始動

 平和記念公園(広島市中区)の案内役を務める高校、大学生の「ユースピースボランティア」が、公園を訪れた外国人観光客のガイドをしている。広島平和文化センターの研修を受けて31人が8月にデビューし、活動の様子が報道陣に初めて公開された。

 13日は広島市や近郊の21人が集まり、2~4人の8班に分かれて原爆慰霊碑や原爆供養塔など10カ所で待機。外国人に声を掛け、碑ができた経緯などを英語で説明した。原爆の子の像の前では、モデルとなった佐々木禎子さんの一生を紹介した後、一緒に鶴を折る姿も見られた。

 月1回、日曜日に活動を続ける。修道高2年漆谷元希さん(17)は「核兵器のない世界を願う思いが強まったとの反応に多く触れる。自分に何ができるかを考える機会が増えた」と話していた。(樋口浩二)

(2019年10月17日朝刊掲載)

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