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平和への思い 芸術で表現 22日から「ゼロプロジェクト広島」

 日本や米国で活躍するアーティストたちが、写真、映像や音楽など多様な手法を通して平和への思いを表現、発信するイベント「ゼロプロジェクト広島」が22日、旧日本銀行広島支店(広島市中区袋町)で始まる。11月2日まで。

 被爆翌年に広島市内の惨状を世界に伝えたルポ「ヒロシマ」の著者ジョン・ハーシーの孫で、米国ニューヨークに住むアーティストのキャノン・ハーシーさん(42)たち14人が参加。原爆や平和がテーマの映像作品などを展示するほか、10月27日には被爆樹木についてのワークショップもある。

 ハーシーさんたちは2001年の米中枢同時テロを生き延びた「サバイバーツリー」を来年、広島市に植樹することも予定しており、28日にはそのための事前イベントも開催する。

 ハーシーさんが共同代表を務める米国のNPO法人「1Future(ワン・フューチャー)」が昨年と一昨年に続き主催。広島国際文化財団が協賛。ワークショップなどの行事の参加者を募集している。hiroshima.zeroproject@gmail.com(新山京子)

(2019年10月21日朝刊掲載)

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