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聖火ランナー 候補35人 10~100歳代 被爆者や豪雨被災者も

 2020年5月に県内を走る東京五輪の聖火リレーで、県などでつくる実行委員会は28日、県庁で会合を開き、候補者となるランナー計35人を決めた。10歳代から100歳代まで幅広く、被爆者や西日本豪雨の被災者もいるという。

 内訳は、県内の全23市町がそれぞれ1人を公募で選んだ計23人▽2日間のリレーでコースとなる12市町が1人ずつ選んだ公募3人、公募以外9人の計12人。公募には1671人が応じており、選ばれた26人に対する倍率は64・3倍だった。

 男女別は男性20人、女性15人。候補者の名前などは大会組織委員会の意向で公表できないとしている。正式に選ばれた人には12月以降、通知が届くという。

 このほかに県実行委が今後、独自に9人を選ぶ。スポンサー企業枠を含めて、県内では160~180人が走る予定となっている。

 この日の会合では、東京パラリンピックを盛り上げる「聖火フェスティバル」を20年8月、県内で開くことも合意した。日程や内容などは今後、協議する。(久保友美恵)

(2019年10月29日朝刊掲載)

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