×

ニュース

故中沢さんの足取りたどる 24日中区

 自らの被爆体験を基にした漫画「はだしのゲン」の作者、故中沢啓治さんの被爆当日をたどる催しが24日午後1~4時、広島市中区舟入地区である。舟入公民館が主催し、無料。

 中沢さんは現在の中区舟入本町で生まれ、6歳の時、神崎国民学校(現神崎小)に登校する途中、校門付近で被爆した。催しの参加者は同公民館を出発。神崎小をはじめ、中沢さんの父と姉、弟が亡くなった生家の跡地、母と再会し一夜を過ごした広島電鉄舟入川口町電停などを歩いて巡る。途中、集会所で中沢さんのインタビュー映像も見る。

 中沢さんのドキュメンタリー映画を作ったNPO法人職員渡部久仁子さん(39)が案内する。「ゲンの目線であの日、何が起きたのかを体に落とし込む機会にしてほしい」と話している。

 24日正午までに同公民館に電話で申し込む。☎082(295)5003。

(2019年11月22日朝刊掲載)

年別アーカイブ