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「平和の池」 心込め磨く 記念公園で市民が清掃活動

 平和記念公園(広島市中区)にある「平和の池」で14日、市民約30人が清掃活動に取り組んだ。ボランティア団体「平和の灯(ともしび)奉讃会」(中区)の呼び掛け。池が完成して7年後の1964年から、原爆の日の前と年末に続けている。

 池は、原爆慰霊碑から平和の灯にかけて北に広がる縦70メートル、横17メートル。参加者は水が抜かれた池に入り、ブラシで底や側面に付いたコケ、泥などを2時間かけてこすり落とした。底にたまった落ち葉や石も集め、市消防局の消防車が放水して汚れを落とし完了した。

 7月に続き2回目の参加という南区の会社員力丸知世さん(23)は「ローマ教皇フランシスコの訪問など注目が集まった年だった。多くの人を迎える場所なので心を込め磨きたい」と汗を拭っていた。(木原由維)

(2019年12月15日朝刊掲載)

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