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地上イージス「適地」結果 萩市、年明けにも検証

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備に陸上自衛隊むつみ演習場(萩市、山口県阿武町)が「適地」とする国の調査結果について、市独自で検証する考えの萩市の藤道健二市長は22日夜、年明けにも作業を始めると述べた。米軍が地上イージスを配備・運用するルーマニアへの自らの視察と併せ最終結果をまとめる方針だ。

 同市であった防衛省の住民説明会後、報道陣に明らかにした。むつみ演習場を「適地」とし、配備に伴う人体や水環境への影響はないと結論付けた国の説明に対し「根拠となるデータ公表がなく、なかなか信じられない」と疑問を呈した。年明けに専門家に協力を要請。国からデータを得られ次第、検証作業に入る。ゼロベースで見直す秋田の再調査結果は待たない考え。

 藤道市長はルーマニア視察について「市の検証の大まかな骨格が出てから現地を視察したい」と述べた。(門脇正樹)

(2019年12月24日朝刊掲載)

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