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航空機騒音 三が日13回 岩国基地周辺 昨年比で11回増加

 岩国市は6日、正月三が日に米軍岩国基地周辺で測定した航空機の騒音状況をまとめた。空母艦載機などが離着陸し、昨年比11回増の計13回だった。市や基地などでつくる岩国日米協議会の確認事項では「三が日は訓練を行わない」としている。基地は市の照会に対し「保安上の理由で任務上不可欠な運用の詳細は言及しない」などと回答した。

 市基地政策課によると、基地周辺では北側の川口町で1日1回、3日10回、南側の尾津町で3日2回の騒音を記録した。1日の1回は滑走路を共用する岩国錦帯橋空港を離陸した民間機とみられる。一方、3日は艦載機のFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機や従来型ホーネットなどが離着陸する様子が目撃された。

 基地は昨年12月、市の飛行自粛要請に「緊急時と任務飛行を除き最大限配慮する」と答えていた。昨年の三が日は基地南側で計2回の騒音を記録したが、いずれも米軍機ではないとみられている。(松本恭治)

(2020年1月7日朝刊掲載)

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