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被服支廠原案の意見公募に909件 知事「過去最高レベル」

 被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」(広島市南区)の安全対策の原案について広島県が意見を広く募る手続きで、湯崎英彦知事は7日、これまでに計909件が届いたと明らかにした。記者会見で「過去最高レベルで非常に関心が高い。16日までなので、ぜひ寄せてほしい」と呼び掛けた。

 原案によると、県は所有する3棟のうち、爆心地に最も近い1号棟だけ外観を保存し、2、3号棟は解体・撤去する。意見公募は昨年12月17日に始めており、今月6日午後5時までに届いた分を集計したという。

 原案に対する賛否の内訳などは、締め切った後に集計して公表する。賛否の数の多さが県の結論に与える影響については「賛成が多いから、反対が多いからという単純なことで決まるわけではない」と強調した。

(2020年1月8日朝刊掲載)

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